日光は1617年創建の徳川家康の霊廟・東照宮を中心に、世界遺産「日光の社寺」として知られる歴史の街です。陽明門には508体の彫刻が施され、「日暮らしの門」と呼ばれるほど精巧な装飾美が広がります。
市街地の社寺群を巡った翌日は、48のカーブが連なるいろは坂を上り、日本三名瀑のひとつ・落差97mの華厳の滝と標高1,269mの中禅寺湖へ。さらに奥に進むと戦場ヶ原の湿原ハイキング(約4km)、湯元温泉の乳白色の硫黄泉が待っています。
東京・浅草から特急で約2時間というアクセスの良さが魅力。東照宮は午前10時以降に混雑が激しくなるため、1日目は早朝入りして開門直後(8時台)に参拝するのが快適に巡るコツです。
こんな人におすすめ
この記事で分かること:日光の世界遺産(東照宮・輪王寺・二荒山神社)と奥日光(華厳の滝・中禅寺湖・戦場ヶ原・湯元温泉)を2泊3日で巡るモデルコースを紹介します。
ここが狙い目
世界遺産・東照宮の圧倒的な彫刻美
1617年創建の東照宮は、全国から集めた職人が17年かけて造営した桃山建築の傑作。陽明門には508体の彫刻が施され、見飽きることなく一日を過ごせるとして「日暮らしの門」と呼ばれました。現存する「眠り猫」と「三猿」も必見です。
日本三名瀑・華厳の滝と中禅寺湖
落差97mの華厳の滝は日本三名瀑のひとつ。標高1,269mの中禅寺湖から流れ落ちる水量は圧巻で、特に春の雪解けや秋の紅葉期には水量が増して迫力が増します。エレベーターで滝壺近くまで下りる観爆台からの眺めは必見です。
戦場ヶ原と奥日光の高原トレッキング
標高1,400mに広がる戦場ヶ原は、男体山の噴火によって生まれた湿原。木道が整備されており、湯川沿いに竜頭の滝から湯滝まで約4kmのトレッキングコースを気軽に歩けます。野鳥や高山植物の宝庫でもあり、自然観察にも最適です。
湯元温泉の乳白色の硫黄泉
奥日光の最深部・湯元温泉は、源泉掛け流しの硫黄泉が特徴。温度59〜75℃の源泉が湧き出す温泉寺の外湯(500円)は地元民も通う名湯です。人里離れた静けさの中で浸かる露天風呂は、日光観光のフィナーレにふさわしい体験です。
日光2泊3日コースをベースに、自分好みにカスタマイズしましょう。移動時間の自動計算で効率的な旅程が完成します。
日光のベストシーズン
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
△
△
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◎
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○
◎
◎
○
ベスト
おすすめ
まあまあ
低シーズン
旅行日数
2泊3日
目安予算
40,000〜60,000円(宿泊・交通費込み)
エリア構成
1日目:日光市街地/2日目:奥日光・湯元/3日目:湯滝・帰路
移動手段
特急スペーシア・東武日光線・路線バス
おすすめ時期
春(4〜5月)・秋(10〜11月)紅葉期
主な入場料
東照宮1,300円・輪王寺900円・華厳の滝600円(2024年4月改定)
1日目 09:30〜10:00
大谷川に架かる朱塗りの橋で、日光二荒山神社の建造物として国の重要文化財に指定されています。創建は奈良時代の782年。勝道上人が日光山を開いた際、大蛇が背を並べて橋を作り渡らせたという伝説が残ります。日光観光の出発点として多くの旅人が渡り始めた歴史的な橋です。渡橋料:大人300円。
1日目 10:00〜11:30
766年に勝道上人が創建した天台宗の大本山。本堂「三仏堂」は東日本最大の木造建築物で、高さ約13mの千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音の3体が安置されています。輪王寺の堂塔を含む「日光の社寺」は1999年にユネスコ世界文化遺産に登録。入場料:大人900円(本堂・大猷院セット券)。
1日目 11:30〜13:30
1617年に徳川家康の霊廟として創建され、1636年に三代将軍家光が現在の壮麗な姿に造り替えました。国宝8棟・重要文化財34棟が建ち並ぶ境内は、金箔と極彩色の彫刻が圧倒的な存在感を放ちます。陽明門(日暮らしの門)・眠り猫・三猿・鳴龍などが必見。入場料:大人1,600円。年間400万人以上が訪れる日光最大の観光地です。
1日目 13:30〜14:30
男体山を御神体とする、日光信仰の発祥の地。782年に勝道上人が男体山登頂を果たし社を建てたのが起源で、東照宮より古い歴史を持ちます。縁結びの御利益で知られ、「縁結びの御神木」として2本の杉が絡み合う「親子杉」は必見スポット。境内は無料で参拝でき、本殿拝観は大人200円。
1日目 14:30〜15:30
日光の名物グルメ「湯波(ゆば)」は、京都の「湯葉」と異なり二つ折りにして引き上げる製法が特徴で、肉厚でもちっとした食感が楽しめます。「湯波冨士屋」(東照宮参道沿い)は昭和20年創業の老舗で、揚げ湯波丼(1,800円)や湯波刺身定食(2,500円)が人気。行列ができる名店のため、14時以降の入店が比較的スムーズです。
1日目 15:30〜16:30
三代将軍・徳川家光の霊廟で、「東照宮を超えてはならない」という遺言に従い、あえて金箔を抑えた落ち着いた意匠が特徴的です。夜叉門・二天門・仁王門と重なる門の造形美は東照宮とはまた異なる荘厳さ。1999年世界遺産登録。東照宮の混雑を避けて訪れる人も多く、比較的ゆったり見学できます。入場料:大人550円(輪王寺セット券対象)。
2日目 09:00〜09:30
奥日光へ上る標高差440mの山岳道路で、48のカーブに「い・ろ・は・に…」とかな文字が付いています。上り専用の第二いろは坂(20カーブ)と下り専用の第一いろは坂(28カーブ)に分かれており、10〜11月の紅葉期は全国有数の紅葉スポットとして渋滞が名物になるほどの絶景が広がります。バスでも通行可能(東武バス日光号利用)。
日光2泊3日コースをベースに、自分好みにカスタマイズしましょう。移動時間の自動計算で効率的な旅程が完成します。
2日目 09:30〜10:30
中禅寺湖の水が97mの断崖を流れ落ちる日本三名瀑のひとつ。無料の観瀑台からも迫力が伝わりますが、エレベーターで100m下った有料観爆台(大人600円)からは滝壺まで約20mという至近距離から轟音と水しぶきを体感できます。毎秒1〜3トンの水量が流れ落ち、4〜5月の雪解け時期と10〜11月の紅葉期が特に見ごたえがあります。
2日目 10:30〜12:00
約2万年前の男体山噴火によって生まれた標高1,269mの高山湖。周囲25km、日本で最も標高の高い場所にある一級水系の湖として知られています。湖畔にはイタリア大使館別荘記念公園(400円)や英国大使館別荘記念公園(300円)が残り、明治以降に外国公使が避暑地として愛した歴史を感じられます。遊覧船(1,800円)からの男体山の眺めも絶景です。
2日目 12:00〜12:30
戦場ヶ原から流れる湯川が岩を割って流れ落ちる全長210mの滝。滝上部が2手に分かれて流れ落ちる様子が竜の頭に見えることからこの名が付きました。滝壺近くに「竜頭の茶屋」があり、名物のあんみつ(850円)を味わいながら滝を眺める地元定番スタイルがあります。紅葉期の10月中旬は特に美しく撮影スポットとして人気です。
2日目 12:30〜14:30
男体山と赤城山の神々が覇権を争ったという伝説から「戦場ヶ原」の名が付いた標高1,400mの湿原。面積約400haの広大な湿原に木道が整備されており、湯川沿いに竜頭の滝から湯滝まで約4kmを1.5〜2時間で歩けます。ズミ(小さな白い花)が咲く6月上旬、草紅葉が広がる10月上旬が特に美しい。野鳥200種以上が確認されており、バードウォッチングにも最適です。
2日目 15:00〜翌朝
奥日光の最深部、標高1,478mに位置する温泉地。泉質は硫黄泉(単純硫黄泉)で、白く濁った乳白色のお湯が特徴。「温泉寺」の外湯(500円)は誰でも入浴でき、源泉掛け流しを格安で体験できる穴場です。周辺の旅館やホテルも源泉掛け流しを提供するところが多く、泉質の良さは折り紙つき。冬は湯ノ湖が結氷し、幻想的な雪景色の中で露天風呂を楽しめます。
3日目 09:00〜09:30
湯ノ湖から流れ落ちる高さ70m・幅25mの直瀑。岩壁を幅広く流れ落ちる豪快な姿は、竜頭の滝や華厳の滝とはまた異なる迫力があります。滝壺まで岩を伝って近づくことができ、轟音と飛沫を間近で感じることができます。滝上にある「湯滝茶屋」は岩魚の塩焼き(900円)が名物で、自然の中の朝食として地元民にも愛されています。
3日目 11:00〜12:30
東照宮表参道から続く日光の商店街では、名物の日光羊羹(綿半・明治時代創業)、日光甚五郎煎餅、湯波の佃煮など土産が揃います。「日光珈琲 玉藻小路」は明治時代の蔵を改装した隠れ家カフェで、地元民が通う一杯(700円)は豆にこだわった自家焙煎。旅の最後にゆっくり過ごすのに最適な場所です。
DAY 1
日光市街地:世界遺産の社寺群を巡る
07:00
浅草駅発・東武スペーシアで東武日光駅へ(約2時間)
09:20
東武日光駅着。バスまたは徒歩で神橋へ(約15分)
09:30
神橋を見学・渡橋(大人300円)。日光の旅をここから始める
10:00
日光山輪王寺(三仏堂)拝観(約90分)。東日本最大の木造建築物に圧倒される
11:30
日光東照宮へ(徒歩5分)。陽明門・眠り猫・三猿・鳴龍を順に見学
13:30
日光二荒山神社参拝(約60分)。縁結びの御神木・親子杉をお参り
14:30
「湯波冨士屋」で揚げ湯波丼の遅めランチ
15:30
大猷院(だいゆういん)参拝(約60分)。落ち着いた意匠の三代将軍家光の霊廟
17:00
本日の宿(日光市街地の宿)へチェックイン。周辺の温泉を楽しむ
18:30
夕食。日光名物の湯波鍋や刺身盛りを堪能
DAY 2
奥日光:いろは坂・華厳の滝・戦場ヶ原・湯元温泉
08:00
東武バス日光号で奥日光へ。いろは坂の48カーブを上りながら絶景ドライブ
09:30
華厳の滝を見学(約60分)。有料観爆台(大人600円)から滝壺近くで豪快な水しぶきを体感
10:30
中禅寺湖畔を散策(約90分)。遊覧船(1,800円)で男体山の絶景を楽しむ
12:00
竜頭の滝を見学(約30分)。竜頭の茶屋でひと休み
12:30
戦場ヶ原トレッキング開始。木道を湯川沿いに約4km(約2時間)歩く
14:30
湯滝に到着。豪快な滝壺近くで自然のパワーを感じる
15:00
湯元温泉へ移動(バス15分)。宿にチェックイン後、温泉寺外湯(500円)へ
17:00
湯ノ湖畔を散歩。夕暮れの静寂な湖畔で奥日光の自然を満喫
18:30
宿の夕食。奥日光名物の岩魚料理と温泉で旅の疲れを癒す
DAY 3
湯元温泉から帰路:湯滝・日光街道散策
07:30
宿の朝食。温泉朝風呂で体をほぐす
09:00
湯滝を再訪(朝の澄んだ空気の中で清々しい滝を眺める)
09:30
バスで日光市街地へ下山(約60分)。いろは坂を下りながら紅葉を楽しむ
11:00
日光東照宮表参道・商店街を散策。日光羊羹・甚五郎煎餅・湯波の佃煮などお土産を購入
12:00
「日光珈琲 玉藻小路」で自家焙煎コーヒーのランチ休憩
13:00
東武日光駅から特急スペーシアで浅草へ帰路(約2時間)
15:00
浅草着。旅の余韻に浸りながら帰宅
日光2泊3日コースをベースに、スポット間の移動時間をtabimaruで自動計算。当日も迷わず行動できます。
旅行日数
2泊3日
目安予算
40,000〜60,000円(宿泊・交通費込み)
エリア構成
1日目:日光市街地/2日目:奥日光・湯元/3日目:湯滝・帰路
移動手段
特急スペーシア・東武日光線・路線バス
おすすめ時期
春(4〜5月)・秋(10〜11月)紅葉期
主な入場料
東照宮1,300円・輪王寺900円・華厳の滝600円(2024年4月改定)
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