戦場ヶ原は標高1,400mに広がる面積約400haの高原湿原で、男体山と赤城山の神々が戦ったという伝説にちなんで名付けられました。湯川沿いの木道コース(竜頭の滝〜湯滝・約4km)は初心者でも安全に歩ける自然散策の場で、200種以上の野鳥が生息するバードウォッチングの聖地でもあります。9月下旬〜10月上旬の草紅葉シーズンは日光の紅葉で最も早く始まる絶景スポットです。
こんな人におすすめ
この記事で分かること:戦場ヶ原のトレッキングコース・野鳥・草紅葉・四季の見どころ・アクセス方法を詳しく紹介します。
ここが狙い目
400haの湿原を木道で気軽に歩ける
標高1,400mに広がる戦場ヶ原は面積約400haの広大な湿原。湯川沿いに木道が整備されており、竜頭の滝から湯滝まで約4kmを1.5〜2時間で歩けます。初心者でも安全に楽しめるコースで、高山の自然を気軽に体験できます。
200種以上の野鳥が生息するバードウォッチング聖地
戦場ヶ原は「野鳥の楽園」として鳥類愛好家の間で日本最高レベルの聖地とされています。ノビタキ・ホオアカ・オオジシギなど200種以上が確認されており、春〜夏にはさえずりが湿原に響き渡ります。双眼鏡持参での訪問がおすすめです。
9月下旬〜10月上旬の草紅葉が絶景
戦場ヶ原の草紅葉は9月下旬〜10月上旬が見頃で、湿原全体がオレンジ・赤・黄色に染まります。高山・低山の紅葉より早く始まる「奥日光最初の紅葉」として地元でも人気で、木道から見る草紅葉のパノラマは息を呑む美しさです。
神々の戦いの伝説が名前の由来
戦場ヶ原の名前は、男体山の神(大己貴命)と赤城山の神(豊城入彦命)が湖の支配権をめぐって戦ったという伝説に由来します。男体山の神が勝利し、現在の湿原がその戦場の跡であるとされています。
ベストシーズン
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
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◎
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ベスト
おすすめ
まあまあ
低シーズン
利用可能時間
終日(夜間・積雪期は危険)
料金
無料
場所
栃木県日光市中宮祠(奥日光)
アクセス
東武バス「竜頭の滝」または「三本松」下車
所要時間
竜頭の滝〜湯滝 約1.5〜2時間(4km)
注意
防寒・防虫対策・滑りにくい靴が必須
戦場ヶ原は約1万〜2万年前の男体山の噴火によって生まれた溶岩が周辺の川を堰き止め、その後の湖が湿地化して形成された湿原です。標高1,400mの高地にあることから、低地とは全く異なる高山性の植生が発達しています。泥炭が積み重なった湿原土壌には様々な湿性植物が育ち、草紅葉の原料となるヨシ・スゲ・ホザキシモツケのほか、6〜7月にはワタスゲの白い綿毛が湿原を覆う幻想的な景色が広がります。湿原の中央を流れる湯川は、湯元温泉から戦場ヶ原を抜け、竜頭の滝を経て中禅寺湖へと流れ込む清流で、川沿いにはイワナなどの淡水魚も生息しています。
戦場ヶ原の主要トレッキングコースは「竜頭の滝〜湯滝(約4km・片道約1.5〜2時間)」です。竜頭橋を出発点として湯川の右岸沿いに木道を進み、赤沼分岐(約1.5km)・青木橋(約2.5km)を経て湯滝(約4km)に到達します。沿道には湿原植物の説明板が設置されており、自然解説を読みながら歩けます。コースは全体的に平坦で、足元は木道のため初心者でも安全に歩けます。ただし木道は濡れると滑りやすいため、底のしっかりしたスニーカー以上の靴が必要です。トレッキング後は湯元温泉で汗を流すのが定番の締めくくりです。
春(4〜5月):雪解けとともに湿原植物が一斉に芽吹き、湯川の水量が増します。ミズバショウは4月下旬〜5月上旬。夏(6〜8月):ワタスゲ(6月)・ホザキシモツケ(7月)・ノビタキなどの夏鳥のさえずりが聞こえ、高山植物が咲き誇る最も賑やかな季節。秋(9〜10月):9月下旬から草紅葉が始まり、10月上旬に最盛期を迎えます。草が金・橙・赤に染まる「草もみじ」の絶景は戦場ヶ原ならではの景観。冬(11〜3月):雪景色の湿原は別の美しさを持ちますが、木道が凍結するため訪問はスノーシューや軽アイゼンが必要です。
バスでのアクセス(推奨)
中禅寺温泉バス停から東武バス「湯元温泉」行き 約15分「竜頭の滝」下車(コース南端)
東武日光駅から直通バスで約55分「三本松」下車(湿原中央)
車でのアクセス
三本松駐車場(無料)が湿原中央に位置し便利
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