加賀百万石の城下町・金沢は、戦国時代から江戸時代にかけて前田家の庇護のもとで独自の文化を育んだ都市です。第二次世界大戦の空襲を受けなかったため、東茶屋街・武家屋敷・寺町の歴史的な街並みが今もほぼ完全な姿で残っています。
2024年の北陸新幹線敦賀延伸で大阪・名古屋からのアクセスが大幅に向上し、東京から約2時間30分、大阪から約2時間とアクセスが改善されました。コンパクトにまとまった城下町に見どころが集中しており、バス1日フリー乗車券(600円)があれば主要スポットを効率よく回れます。
1泊2日あれば、兼六園・東茶屋街・近江町市場・21世紀美術館・長町武家屋敷と、金沢が誇る歴史・食・アートの魅力を余裕をもって巡れます。
こんな人におすすめ
この記事で分かること:兼六園・金沢城(1日目午前)、近江町市場(1日目昼)、東茶屋街(1日目午後)、21世紀美術館・長町武家屋敷(2日目)を1泊2日で巡るモデルコースを紹介します。
ここが狙い目
日本三名園・兼六園は早朝の霞がかかる時間帯に
開園直後(7時)の兼六園は朝霧が立ち込め、ことじ灯籠と霞ヶ池が幻想的な景色を見せます。観光客が少なく写真も撮り放題。冬の雪吊り(11月〜3月)は金沢の冬の風物詩です。
近江町市場の新鮮な海の幸
「金沢市民の台所」として400年の歴史を誇る近江町市場。ズワイガニ・のどぐろ・香箱ガニなど北陸ならではの海の幸が並びます。市場内の寿司店は値段・新鮮さともに金沢トップクラス。
東茶屋街でのノスタルジックな散策
江戸時代の茶屋(芸妓の置屋)が連なる重要伝統的建造物群保存地区。格子窓・石畳・漆器店・和菓子屋が続くストリートは、日本情緒の象徴的な風景です。
21世紀美術館の「現代アート体験」
レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」をはじめ、屋外展示も充実する現代アートの殿堂。円形の建物はどこからでも入れる「まちに開かれた美術館」として設計されています。
金沢1泊2日コースをベースに、自分好みにカスタマイズしましょう。スポット間のバス移動時間・入場料・おすすめの時間帯をtabimaruが管理するので、金沢をストレスなく旅できます。
金沢のベストシーズン
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
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ベスト
おすすめ
まあまあ
低シーズン
旅行日数
1泊2日
目安予算
15,000〜25,000円(宿泊・交通費別)
エリア構成
兼六園・金沢城・近江町市場・東茶屋街(1日目)/ 21世紀美術館・長町武家屋敷・西茶屋街(2日目)
移動手段
北陸新幹線(東京から約2時間半)・城下まち金沢周遊バス・徒歩
1日目 07:00〜09:00(冬季は08:00〜)
水戸の偕楽園・岡山の後楽園と並ぶ日本三名園のひとつ。「兼六」の名は「宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望」の六勝を兼ね備えることに由来します。江戸時代から歴代藩主が手を加えてきた11.7haの回遊式庭園には、金沢の象徴・ことじ灯籠と霞ヶ池が待っています。雪吊り(11月〜3月)の季節は特に美しく、日本の冬の庭園美の真髄を体感できます。
1日目 09:00〜10:00
加賀藩前田家の居城跡。菱櫓(ひしやぐら)・五十間長屋・橋爪門続櫓は江戸時代の工法を再現した石川門との組み合わせが圧巻です。天守閣は1602年の落雷で焼失し現存しませんが、石川門(重要文化財)と三の丸広場は金沢を代表する絶景スポット。兼六園と隣接しており、セットで見学するのが基本です。
1日目 11:30〜13:00
1721年から続く「金沢市民の台所」。約180店舗が軒を連ねる市場では、ズワイガニ・のどぐろ・甘エビ・香箱ガニなど北陸の旬の海の幸が目に飛び込んできます。市場内「市場寿し」をはじめとする寿司店は地元民も通う本格派。カニ一杯をその場でさばいてもらって食べる贅沢体験も可能です。昼食は11時開店直後が行列が少なくておすすめ。
金沢1泊2日コースをベースに、自分好みにカスタマイズしましょう。スポット間のバス移動時間・入場料・おすすめの時間帯をtabimaruが管理するので、金沢をストレスなく旅できます。
1日目 14:00〜16:00
1820年(文政3年)に加賀藩が設けた茶屋町。格子戸(こうしど)の2階建ての茶屋建築が連なる街並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。現在は和菓子・金箔・漆器の専門店やカフェが軒を連ね、散策しながらショッピングが楽しめます。「志摩」「懐華樓」は茶屋の内部を公開しており、芸妓文化の雅な世界を体感できます。
2日目 09:00〜11:00
2004年開館、建築家ユニット「SANAA(妹島和世+西沢立衛)」が設計した円形の美術館。レアンドロ・エルリッヒの恒久展示「スイミング・プール」は、水底から人々が見え水の中に潜っているように見える世界的に有名なインスタレーション作品です。屋外展示は無料で見られ、円形の建物は方向性がなくどこからでも入れる「まちに開かれた美術館」として設計されました。
2日目 11:00〜12:30
加賀藩の中級武士たちが暮らした屋敷跡が残る落ち着いたエリア。土塀・石畳・用水路が続く街路は、江戸時代の武士の生活空間そのもの。「野村家」は内部を公開しており、庭園・欄間・絵画など上流武士の暮らしを体感できます。冬になると土塀に「こも掛け」(藁で壁を保護)が施され、金沢冬の風物詩のひとつとなっています。
旅行者からよく寄せられる感想・体験談をまとめています。
「早朝7時の兼六園は観光客がほとんどおらず、霧がかかることじ灯籠を独り占めできた」「近江町市場の海鮮丼が新鮮で感動した。東京で食べるものとは全然違う」という声が多く見られます。東茶屋街については「格子戸の街並みが想像以上に保存状態がよく、本物の江戸時代にタイムスリップした感覚だった」という感想がよく聞かれます。21世紀美術館の「スイミング・プール」は「水の中に人が見えて不思議な感覚だった。子どもが大喜びしていた」という口コミが多く、家族連れにも好評です。
「城下まち周遊バスの時刻表を事前に調べておかなかったら次のバスまで20分待ちになった」「兼六園に10時過ぎに着いたら観光バスの団体客が押し寄せて写真が全然撮れなかった」という失敗談がよく聞かれます。近江町市場は「人気寿司店の前に40〜50分並んだ。開店直後か14時以降を狙えばよかった」という声もあります。また「21世紀美術館の有料ゾーンに行くつもりが当日券が売り切れていた」という事前確認不足のケースも見受けられます。
DAY 1
兼六園・金沢城・近江町市場・東茶屋街
07:00
兼六園 開園直後に入園。朝霧の漂うことじ灯籠・霞ヶ池を散策(※冬季10/16〜2月末は開園8:00のため、08:00入園に読み替えてください)
09:00
金沢城公園へ(兼六園から徒歩5分)。石川門・三の丸広場・菱櫓を見学
10:00
金沢城公園周辺を散策。玉泉院丸庭園(無料)も立ち寄る
11:30
近江町市場へ(城からバス10分)。海鮮丼・カニ・甘エビを満喫
13:00
ホテルチェックイン・荷物預け(片町・香林坊エリア推奨)
13:30
東茶屋街へ(バス10分)。格子戸の街並みを散策、和菓子・金箔製品をショッピング
15:00
志摩(茶屋の内部見学)または懐華樓で抹茶と和菓子タイム
16:00
橋場町・主計町茶屋街を散策。浅野川沿いの石畳が夕刻に映える
18:00
ホテルに戻り休憩
19:00
夕食:香林坊・片町エリアのレストランで加賀料理・治部煮・のどぐろを堪能
21:00
片町の居酒屋・バーでゆっくりと金沢の夜を楽しむ
DAY 2
21世紀美術館・長町武家屋敷・西茶屋街・金沢駅
08:00
近江町市場で朝ごはん(8時台は観光客が少なく地元民の市場の雰囲気を楽しめる)
09:00
21世紀美術館 開館直後に入館。スイミング・プール・屋外展示を鑑賞
11:00
長町武家屋敷跡へ(美術館から徒歩7分)。野村家・土塀の街路を散策
12:30
長町エリアでランチ。金沢名物・金沢カレーや近江町の海鮮も選択肢
13:30
西茶屋街・寺町寺院群(にし茶屋街〜妙立寺)を散策
15:00
金沢駅前の「鼓門(つづみもん)」で記念撮影。駅構内のお土産ショッピング
16:00
北陸新幹線で出発(東京へ約2時間30分、大阪方面は特急サンダーバード等)
金沢の主要スポットはコンパクトにまとまっていますが、スポット間のバス移動は路線を事前に調べておくことが重要です。tabimaruで旅程を管理すれば、乗り換えを含めた移動時間も一目瞭然です。
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