富士五湖とは、864年(貞観6年)の富士山大噴火の溶岩流が古代の湖「せの湖」を分断して形成された5つの湖の総称です。2013年にユネスコ世界文化遺産「富士山—信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産に登録されており、最低標高830mの河口湖から水深121.5mの本栖湖まで、それぞれ異なる表情を持つ5湖が富士山を囲みます。
1泊2日あれば、1000円札に描かれた逆さ富士の撮影地・本栖湖や、大石公園のラベンダーと富士山の共演など、富士五湖ならではの絶景を体験できます。ほうとう・吉田うどんという山梨の郷土料理も外せません。
コース全体の移動は公共交通(富士急行線・バス)でも周遊できますが、本栖湖・山中湖パノラマ台など一部アクセスの悪いスポットは自家用車があると効率的です。
こんな人におすすめ
この記事で分かること:富士五湖(河口湖・西湖・本栖湖・山中湖)の定番スポットを1泊2日で巡るモデルコース。大石公園・ほうとう不動・西湖いやしの里・中ノ倉峠・みうらうどんなどを紹介します。
ここが狙い目
1000円札の逆さ富士を本栖湖で撮影
本栖湖の中ノ倉峠展望台は現行1000円札裏面の絵柄として採用された撮影地。標高1,165mの展望台から眺める水鏡の富士山は、早朝の無風状態が条件です。湖面の反射が最も美しい早朝5〜7時の訪問が理想的です。
山梨の郷土料理「ほうとう」と「吉田うどん」を食べ比べ
幅広の平打ち麺をかぼちゃ・根菜と味噌で煮込む「ほうとう」と、極めてコシが強くキャベツ・馬肉・辛みの「すりだね」をのせる「吉田うどん」。どちらも富士吉田・河口湖エリアにしかない唯一無二のソウルフードです。
西湖いやしの里 根場で江戸時代の里山へタイムスリップ
1966年の台風で流出した茅葺き屋根の集落を2006年に復元した「西湖いやしの里 根場」は、富士山を背景に日本の原風景が広がる特別な場所です。陶芸・機織り・和紙など体験工房も充実しています。
河口湖・山中湖で富士山の「顔」の違いを体感
5湖最大の山中湖(面積6.8平方km)は富士山に最も近く、山肌の迫力が圧倒的です。一方、河口湖は湖岸周距17.4kmと最長で、大石公園から眺める湖越しの富士山は絵画的な美しさを誇ります。
富士五湖1泊2日コースをベースに、訪れたいスポットを自由にカスタマイズしましょう。移動時間の自動計算で無駄のないスケジュールが完成します。
富士五湖のベストシーズン
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
○
○
◎
◎
◎
○
△
△
○
◎
◎
◎
ベスト
おすすめ
まあまあ
低シーズン
旅行日数
1泊2日(約36時間)
目安予算
12,000〜18,000円(宿泊・交通費別)
エリア構成
1日目:河口湖・西湖 / 2日目:本栖湖・山中湖・富士吉田
移動手段
高速バス(新宿〜河口湖)・レンタカーまたは路線バス
おすすめ時期
冬(澄んだ空気と逆さ富士)・春(桜・芝桜)・秋(紅葉)
スタート地点
バスタ新宿(高速バス)または新宿駅(JR中央線+富士急行)
1日目 11:00〜12:00
河口湖北岸に広がる花公園で、湖越しに富士山を望む絶景スポットとして知られています。6月下旬〜7月中旬に開催される「河口湖ハーブフェスティバル」ではラベンダーと富士山の共演が見事です。湖面に映る逆さ富士が狙えるのは風のない早朝で、湖岸遊歩道を歩きながら複数のアングルを楽しめます。入場無料で年中開放されています。
1日目 12:30〜13:30
白いドーム型建築が目印の山梨名物ほうとう専門店。自家製の幅広平打ち麺をかぼちゃ・大根・にんじん・豚肉とともに甲州味噌で煮込んだ「ほうとう」は1,210円〜。黒糖で炊いたお稲荷さんや馬刺しとの組み合わせが地元民に人気です。シーズン中は行列ができるため開店の11時に合わせた訪問を推奨します。
1日目 14:00〜14:30
戦国時代の武田水軍が使用した安宅船(あたけぶね)をモデルにした遊覧船で、所要約25分の湖上クルーズを楽しめます。湖上から眺める富士山は陸とは異なる開放感があり、晴れた日には山頂まで鮮明に見えます。料金は大人900円、子ども450円。河口湖駅から徒歩約10分の河口湖河川公園桟橋から乗船できます。
1日目 15:00〜16:30
1966年の台風による土石流で失われた茅葺き屋根の集落を、2006年に復元した体験型観光施設です。富士山を背景に広がる20棟以上の茅葺き民家では、陶芸・機織り・和紙づくりなどの体験工房が営業中。囲炉裏端で提供されるほうとやよもぎ餅なども人気です。入場料は大人500円。西湖の静寂な湖面と原風景の組み合わせは、他の湖とは一線を画す雰囲気を持ちます。
1日目 16:30〜17:15
864年の貞観噴火で形成された溶岩洞穴で、国の天然記念物に指定されています。全長151m・最大高4mのトンネル内は年間を通じて気温0〜3度を維持しており、夏場でも天然の氷柱が見られます。隣接する富岳風穴(全長201m)とあわせて見学するのが一般的で、二つの洞穴で異なる形状の溶岩造形を比較できます。入場料は各大人350円。
富士五湖1泊2日コースをベースに、訪れたいスポットを自由にカスタマイズしましょう。移動時間の自動計算で無駄のないスケジュールが完成します。
2日目 05:30〜07:30
富士五湖で最も深く(水深121.5m)透明度も最高の本栖湖。湖畔から山道を登った中ノ倉峠展望台(標高1,165m)は、現行1000円札および旧5000円札の裏面に描かれた「逆さ富士」の撮影地です。無風状態の早朝に湖面が鏡となり、富士山が完璧に映り込む瞬間を狙うには夜明け前後が最も条件が整います。展望台までの登山道は約20分です。
2日目 09:30〜10:30
面積6.8平方kmで富士五湖最大の山中湖。北岸の高台に位置するパノラマ台(標高1,153m)は、ダイヤモンド富士の代表的な撮影スポットです。10〜11月と1〜2月には山頂に太陽が沈むダイヤモンド富士が観測でき、多くのカメラマンが集まります。晴れた日には南アルプスまで見渡せる開放的な眺望が楽しめます。駐車場は無料です。
2日目 11:00〜12:00
山中湖畔に広がる28ヘクタールの花畑公園です。春はチューリップ・菜の花、夏はひまわり・百日草、秋はコスモスと季節ごとに異なる花景色が富士山とともに楽しめます。清流の館(有料エリア)では室内展示も充実しており、天候に関わらず楽しめます。無料エリアだけでも十分な見応えがあり、山中湖最大の花の名所として通年人気を誇ります。
2日目 12:30〜13:15
富士吉田市内の住宅街に佇む、地元グルメマイスターが選ぶ吉田うどんナンバーワンの名店です。吉田うどんの特徴は、乾燥した山梨の気候に合わせて生まれた日本一とも言われる硬い麺のコシ。醤油ベースの出汁に茹でキャベツ・馬肉・油揚げをのせ、辛みの「すりだね」(一味+ごま)で調味します。1杯400〜600円という安価さも地元民から愛される理由です。午前中に売り切れることもあるため、12時前後の訪問を推奨します。
DAY 1
河口湖 → 西湖 → 鳴沢(宿泊:河口湖周辺)
09:00
バスタ新宿 出発(富士急行高速バス、約1時間45分)
10:45
河口湖駅 到着。レンタカーまたは路線バスへ乗り継ぎ
11:00
大石公園を散策。湖越しの富士山と季節の花を楽しむ(約1時間)
12:30
ほうとう不動 東恋路店でランチ。山梨名物ほうとうを堪能
14:00
河口湖遊覧船「天晴」乗船(約25分)。湖上から富士山を望む
15:00
西湖いやしの里 根場へ移動(約15分)。茅葺き民家と富士山の原風景を散策
16:30
鳴沢氷穴・富岳風穴を見学(各約30分)。年中0〜3度の溶岩洞穴を探検
18:00
河口湖周辺の宿にチェックイン
19:30
夕食。甲州ほうとう小作または地元の居酒屋でディナー
DAY 2
本栖湖(早朝)→ 山中湖 → 富士吉田 → 帰路
05:30
本栖湖 中ノ倉峠展望台へ出発。夜明けの逆さ富士を撮影(1000円札の構図)
08:00
宿に戻り朝食・チェックアウト
09:30
山中湖 パノラマ台へ。富士五湖最大の湖と富士山のパノラマを満喫
11:00
花の都公園で季節の花畑と富士山の絶景を散策(約1時間)
12:30
みうらうどんで吉田うどんのランチ。地元名物の硬麺と馬肉の組み合わせを体験
14:00
富士山世界遺産センターで富士山の歴史・文化を学ぶ(約1時間)
15:30
河口湖駅から高速バスで新宿へ出発
17:15
バスタ新宿 到着
移動時間や滞在時間をtabimaruで管理して、富士五湖を効率よく巡りましょう。
旅行日数
1泊2日(約36時間)
目安予算
12,000〜18,000円(宿泊・交通費別)
エリア構成
1日目:河口湖・西湖 / 2日目:本栖湖・山中湖・富士吉田
移動手段
高速バス(新宿〜河口湖)・レンタカーまたは路線バス
おすすめ時期
冬(澄んだ空気と逆さ富士)・春(桜・芝桜)・秋(紅葉)
スタート地点
バスタ新宿(高速バス)または新宿駅(JR中央線+富士急行)
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