仲見世通りは、浅草寺の雷門から宝蔵門(仁王門)へと続く全長約250mの参道商店街です。その起源は江戸時代・元禄〜享保年間(1688〜1735年頃)にさかのぼり、浅草寺境内の清掃役を担っていた近隣住民に出店の特権が与えられたことに始まります。江戸時代には水茶屋・玩具・菓子・土産物の店が立ち並び、庶民が参拝のついでに立ち寄る娯楽の場として発展しました。明治18年(1885年)に東京府の命により煉瓦造りの近代的な建物に改築され、関東大震災(1923年)で壊滅した後も大正14年に再建。現在の桃山風・朱塗りの美しい建物はこのときに完成しました。現在は89の店舗が営業し、年間を通じて浅草寺への参拝客・観光客・地元の人々で賑わっています。慶応4年(1868年)創業の元祖人形焼「木村家本店」や200年の歴史を持つ「常盤堂雷おこし本舗」など、地元の人が代々通う老舗が今も現役で江戸の味を伝えています。
こんな人におすすめ
この記事で分かること:仲見世通りの歴史・見どころ・おすすめのお土産店(雷おこし・人形焼・きびだんご)・混雑を避けるコツを紹介します。
ここが狙い目
元禄時代から続く日本最古の商店街
仲見世通りの起源は元禄・享保の頃(1688〜1735年頃)とされ、浅草寺境内の清掃を担っていた近隣住民に出店特権が与えられたことに始まります。約330年にわたって庶民の参道として栄え続け、現在も89店舗が軒を連ねる日本最古級の商店街のひとつです。
全長250mに並ぶ江戸の味と土産
雷門から宝蔵門まで続く全長250mの参道に、雷おこし・人形焼・きびだんご・揚げまんじゅうなど江戸から続く銘菓が並びます。土産物・和雑貨・着物小物の店も充実しており、食べ歩きしながら1〜2時間楽しめます。
明治・大正の近代化と桃山風建築
明治18年(1885年)に東京府の命により煉瓦造りの近代的な商店街に改築され、関東大震災(1923年)で壊滅後は大正14年に現在の鉄筋コンクリート造・桃山風朱塗りの建物へ再建。赤と白のコントラストが映える独特の景観は、この再建時に生まれました。
地元民が通う老舗が今も現役
慶応4年(1868年)創業の「木村家本店」(元祖人形焼)や、200年以上の歴史を持つ「常盤堂雷おこし本舗」など、観光客だけでなく浅草の地元住民が代々通い続ける老舗が今も現役で営業しています。
ベストシーズン
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
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◎
◎
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△
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○
◎
ベスト
おすすめ
まあまあ
低シーズン
営業時間
店舗により異なる(概ね10:00〜18:00)
料金
無料(商品購入は別途)
住所
東京都台東区浅草1丁目(雷門〜宝蔵門)
アクセス
東京メトロ銀座線「浅草駅」から徒歩約5分
所要時間
30分〜1時間(食べ歩き含む)
定休日
店舗により異なる(年中無休の店舗が多い)
仲見世の始まりは、徳川家康が江戸幕府を開いて以降、江戸の人口増加にともない浅草寺への参拝客が急増した元禄・享保の頃(1688〜1735年頃)とされています。浅草寺境内の清掃賦役を課せられていた近隣住民に対し、参道上での出店営業の特権が与えられたのが起源です。江戸時代には「役店(やくだな)」と呼ばれる水茶屋20件が伝法院付近に、「平店(ひらみせ)」と呼ばれる玩具・菓子・土産物の店が雷門寄りに並び、次第に日本でも屈指の賑わいを誇る門前町へと発展しました。
明治18年(1885年)、東京府は仲見世全店の取り払いを命じ、同年12月に煉瓦造りの洋風建築が完成して「近代仲見世」が誕生しました。しかし大正12年(1923年)の関東大震災により壊滅的な被害を受け、大正14年(1925年)に現在の鉄筋コンクリート造・桃山風の朱塗り建築へと再建されます。第二次世界大戦中の東京大空襲でも周辺が焼け野原となりましたが、仲見世の建物は奇跡的に焼失を免れ、戦後の復興の象徴として浅草の人々を勇気づけました。現在も89店舗が軒を連ね、年間を通じて国内外の旅行者と地元住民が行き交う参道として賑わっています。
「家をおこし、名をおこす」と縁起を担がれてきた江戸銘菓・雷おこし。常盤堂は創業から200年以上の歴史を持つ老舗で、雷門のすぐそばに本店を構えます。選び抜かれた米・砂糖・落花生を伝統の製法で仕上げた雷おこしは、硬め・柔らかめ・ピーナツなど複数の種類があり、店頭で試食してから選べます。量り売りも対応しており、地元の人が手土産用にまとめ買いしていく姿が今も見られます。浅草を代表するお土産として、江戸時代から変わらぬ味を守り続けています。
慶応4年(1868年)創業、浅草で最も古い人形焼の元祖店。仲見世通りの中ほど、宝蔵門に近い角に構える小さな店舗で、五重塔・雷さま・鳩など浅草ゆかりの形をした人形焼を店頭で焼いています。つぶあん入りの素朴な味と、焼きたての香ばしい香りは150年以上変わっていません。観光客だけでなく浅草在住の地元民が手土産用に立ち寄る定番の店で、開店直後は焼きたてを買い求める行列ができることもあります。
江戸時代に仲見世で実際に売られていたきびだんごを現代に再現した店。仲見世通りの中ほどに位置し、店先でスタッフが手際よく茹でてきなこをたっぷりまぶす実演販売が名物です。1串150円〜の手頃な価格で、参拝の往復にさっと立ち寄れる手軽さから地元の人にも愛されています。あたたかく柔らかいきびだんごは、浅草の食べ歩きの中でも特に行列のできる人気商品。売り切れることもあるため、午前中に訪れるのがおすすめです。
電車でのアクセス(推奨)
東京メトロ銀座線「浅草駅」1番出口から徒歩約5分(雷門前)
都営浅草線「浅草駅」A4出口から徒歩約5分
東武スカイツリーライン「浅草駅」から徒歩約5分
バスでのアクセス
都営バス「浅草寿町」または「浅草二丁目」下車 徒歩約5分
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