松山城は愛媛県松山市の中心部にある標高132mの城山(勝山)に築かれた平山城です。1602年(慶長7年)に加藤嘉明が築城を開始し、1627年(寛永4年)に完成。その後、寛永10年(1633年)の落雷により天守が焼失し、嘉永5年(1852年)に現在の天守が再建されました。
再建された天守は国の重要文化財に指定されており、全国に12城しか残っていない「現存天守」のひとつです。城郭の規模は大きく、二の丸・三の丸の石垣や多門櫓なども残っています。特に本丸広場から眺める天守の姿は雄大で、松山観光を象徴する景観のひとつです。
松山城が建つ城山は市街地の中心に位置するため、城山全体が市民の憩いの場にもなっています。桜の名所としても知られ、春には多くの花見客でにぎわいます。天守からは松山市街・瀬戸内海・四国山地の三方向への眺望が楽しめます。
こんな人におすすめ
この記事で分かること:松山城の歴史・現存天守・ロープウェイアクセス・桜の見ごろ・料金情報を詳しく紹介します。
ここが狙い目
現存12天守のひとつ——江戸時代の天守が残る
松山城の天守は江戸時代に建てられた現存12天守のひとつで国の重要文化財です。1602年(慶長7年)の築城開始から天守完成まで25年を要した歴史を持ち、現在の天守は1852年(嘉永5年)に再建されたものです。
城山山頂から松山市街と瀬戸内海を望む
標高132mの城山(勝山)の山頂に建つ天守の最上階からは、松山市街・瀬戸内海の島々・遠く四国山地まで見渡す展望が広がります。天気が良ければ今治市や広島の島々まで確認できます。
秋山好古・秋山真之兄弟ゆかりの城下町
明治時代の松山は秋山好古・秋山真之兄弟(司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」の主人公)の生誕地です。城下町の風情が残る松山市内には「坂の上の雲ミュージアム」があり、城とセットで訪れると歴史の奥行きが増します。
ロープウェイとリフトで山頂へアクセス
城山麓からロープウェイ(片道3分・520円)またはリフト(片道6分)で山頂駅まで上がれます。山頂駅から天守まではさらに徒歩約10分です。足に自信のある方は麓から山道を徒歩で登ることもできます(約30分)。
ベストシーズン
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
○
○
◎
◎
○
○
△
△
○
◎
○
○
ベスト
おすすめ
まあまあ
低シーズン
開城時間
9:00〜17:00(季節により変動)
天守入場料
大人520円・子ども160円
ロープウェイ往復
大人1,060円・子ども530円
住所
愛媛県松山市丸の内1番地
アクセス
伊予鉄「大街道駅」から徒歩10分
所要時間
2〜3時間(ロープウェイ・天守含む)
松山城の築城を開始した加藤嘉明は、豊臣秀吉に仕えた武将で朝鮮出兵・関ヶ原の戦いでも活躍した人物です。嘉明は1627年(寛永4年)に天守を完成させましたが、同年に幕府の命により会津への転封となり、代わって蒲生忠知が入城しました。さらに寛永12年(1635年)には松平定行が入城し、以後明治維新まで松平家が松山藩を統治しました。現在の天守は天明4年(1784年)の落雷による焼失後、嘉永5年(1852年)に15代藩主・松平勝善が再建したものです。再建天守は国の重要文化財に指定されています。
天守最上階の廻縁(まわりえん)からは、松山市街・重信川・道後温泉方面、晴れた日には瀬戸内海の島々まで見渡せます。城山は桜の名所としても知られ、3月下旬〜4月上旬の開花シーズンには本丸広場が花見客で賑わいます。夜間はライトアップが行われ、提灯が並ぶ幻想的な夜桜を楽しめます。冬の晴天時には遠く石鎚山(標高1,982m)の雪景色も確認できることがあります。
愛媛県は「鯛」の養殖生産量が全国トップクラスで、松山の鯛めしは鯛の切り身・昆布・醤油などと一緒に米を炊き込む「炊き込みご飯スタイル」が定番です(宇和島スタイルとは異なる)。松山城周辺の大街道・銀天街エリアの飲食店で気軽に食べられます。「梅野家」「五志喜(ごしき)」などが地元民にも評判の鯛料理店です。
じゃこ天は小魚(ハランボ・ミズイカなど)をすり身にして揚げた愛媛の郷土料理です。松山市内のスーパー・道の駅・土産店で気軽に購入でき、そのまま食べたりうどんのトッピングにしたりします。松山の居酒屋では焼きじゃこ天がほぼ必ずメニューに並ぶほど地元に根付いた食材です。
実際に訪れた方の口コミ・体験談をもとにまとめました。
「市街地の真ん中にあるのにこれだけの絶景が楽しめる城は珍しい」「天守の木造建築が重厚で、江戸時代の雰囲気が感じられた」という声が多く見られます。桜のシーズンについては「城と桜が合わさった景色が本当に美しかった」という評価が多数です。また「道後温泉から路面電車1本で来られる立地の良さが便利」という実用面での評価も多いです。
「ロープウェイ料金と天守入場料が別々で、思ったより費用がかかった」という声があります。また「桜シーズンにロープウェイが大混雑で30分以上待った」という経験談も複数見られます。「天守の中は展示スペースが少なく、他の城より見どころが少ない印象だった」という意見も一部あります。
路面電車でのアクセス(推奨)
伊予鉄道「大街道駅」下車 ロープウェイ乗り場まで徒歩約10分
JR松山駅から路面電車で「大街道」へ約5分
道後温泉からのアクセス
伊予鉄道「道後温泉駅」から路面電車で「大街道駅」まで約15分
実際の口コミや体験談から集めた「やってしまいがちな失敗」をまとめました。
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