明神池は上高地の地名の語源となった場所で、穂高神社奥宮が鎮座する神聖な水域です。河童橋から梓川沿いに約4km・徒歩50〜60分歩いた先にあるひょうたん型の二つの池は、周囲の原生林が水面に映り込む静寂な景観を作り出しています。河童橋の賑わいとは対照的な落ち着きがあり、毎年10月8日の御船神事は全国から参拝者が訪れます。拝観料は大人500円。5月はニリンソウの花道を歩きながら到着できます。
こんな人におすすめ
この記事で分かること:明神池(穂高神社奥宮)の由来・一之池・二之池の特徴・河童橋からのアクセスルートを紹介します。
ここが狙い目
穂高神社奥宮が鎮座する神秘的な水域
明神池は穂高神社の奥宮が置かれた神聖な場所です。「穂高見命(ほたかみのみこと)」が穂高岳に降臨したと伝わり、この地が「神垣内(かみがきうち)」と呼ばれたことが「上高地」という地名の語源とされています。毎年10月8日には古式ゆかしい「御船神事」が執り行われます。
一之池・二之池の透明な水面と原生林
ひょうたん型に連なる一之池と二之池は透明度が高く、周囲の原生林が水面に静かに映り込みます。河童橋周辺の賑わいとは対照的な静寂があり、5月は新緑の緑が水面を彩ります。鴨や白鳥が悠然と泳ぐ姿を見られることもあります。
往路・復路で異なる景色を楽しめる
河童橋から明神池まで、梓川右岸(原生林コース)と左岸(梓川沿いコース)の2ルートがあります。往路と復路でルートを変えると、原生林の静けさと梓川の開放的な眺めの両方を楽しめます。片道約3km・徒歩50〜60分の平坦な散策路です。
5月後半はニリンソウの花道
河童橋から明神池へ向かう梓川左岸沿いのルートは、5月中旬〜下旬にニリンソウの白い花で埋め尽くされます。特に5月15〜31日頃が見頃で、白い絨毯のような光景の中を歩くことができます。
ベストシーズン
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
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◎
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◎
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ベスト
おすすめ
まあまあ
低シーズン
拝観期間
4月中旬〜11月中旬(上高地開山期間)
拝観料
大人500円・小学生200円
住所
長野県松本市安曇上高地明神
アクセス
河童橋から梓川沿いを徒歩約50〜60分(約4km)
所要時間
30〜60分(見学)+ 往復約2時間(散策)
年中行事
10月8日:御船神事(例祭)
明神池は明神岳の土砂が梓川の支流をせき止めて形成された自然の池です。上高地の地名「神垣内(かみがきうち)」は、穂高神社の祭神「穂高見命(ほたかみのみこと)」が穂高岳に降臨し、この地に鎮座したことに由来するとされています。穂高神社は長野県安曇野市穂高に総本社があり、上高地の明神池は奥宮として崇められています。毎年10月8日に行われる例祭「御船神事(みふねしんじ)」は、龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)の形をした2艘の神船が一之池を一周する神秘的な祭礼で、全国からの参拝者を集めます。池の透明度は上高地の中でも特に高く、澄んだ水底が見える光景は「神の庭」という雰囲気を体感させてくれます。
明神池はひょうたん形に並んだ一之池と二之池から構成されています。一之池(南側)は広い水面を持ち、周囲の山々や木々が逆さに映り込む「逆さ明神岳」が撮影スポットとして人気です。二之池(北側)は一之池より小さく、より庭園的な雰囲気があります。池の周囲には遊歩道が整備されており、水際を歩きながら一之池・二之池の両方を観察できます。春(5月)は新緑、秋(10月)は紅葉が池の水面に映り込み、それぞれの季節に異なる美しさを見せます。鴨が優雅に泳ぐ姿も見られ、写真撮影に最適です。池の周囲には原生林が保護されており、自然のままの景観が維持されています。
河童橋から明神池への距離は約4km(片道)で、所要時間は約50〜60分です。梓川左岸ルートは川沿いに歩く開放的なコースで、5月はニリンソウの白い絨毯を楽しめます。梓川右岸ルートは原生林の中の静かなコースで、苔むした木々と木漏れ日が美しい道が続きます。いずれのルートも起伏がほとんどなく、スニーカーでも歩ける平坦な道ですが、5月の雨上がりや梅雨期間中はぬかるみが多く、防水シューズがあると快適です。明神池を訪れた後は、明神岳(2,931m)の勇壮な姿を仰ぎながら元来た道を戻ります。体力に余裕があれば、明神からさらに徳沢(片道さらに約3km)まで足を延ばすことも可能です。
上高地内でのアクセス
河童橋から梓川左岸または右岸の遊歩道を徒歩約50〜60分(約4km)
往復ルートを変えると(左岸往路・右岸復路)、異なる景色を楽しめます
上高地へのアクセス
松本駅 → 松本電鉄新島々駅(約30分・700円)→ バスで上高地BT(約65分・1,950円)
上高地はマイカー乗り入れ禁止。沢渡・あかんだな駐車場からシャトルバス利用
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